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山谷剛史の「アジアン・アイティー」:Twitterが使えない中国からフォローされたでござる、の巻 [中国の社会・文化・歴史]

今回の「日本人女優」の過熱振りにはおどろいた。
それ以上に、中国でこんなに簡単にtwitterを使えてることにおどろいた。
ついでにおどろいたのは、今回の騒動が中国のメディアで報道されたこと。
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Twitterが使えない中国からフォローされたでござる、の巻
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1004/22/news013.html
山谷剛史の「アジアン・アイティー」 2010年04月22日

中国政府、ネット工作員を28万人配備 [中国の社会・文化・歴史]

中国政府、ネット工作員を28万人配備:「グリーンダムたん」も登場
http://wiredvision.jp/news/201003/2010033123.html
WIRED VISION 2010年3月31日

WIRED NEWS 原文(English)
http://arstechnica.com/tech-policy/news/2010/03/280000-pro-china-astroturfers-are-running-amok-online.ars

ユーザーに製品レビューを提供する『Yelp』や『Amazon』のようなサイトで企業が行なう「ニセの草の根運動」が問題だと考えているなら、オンラインの政治フォーラムでの「議論を形作る」目的で政府が20万人を雇用する場合にどれほど最悪な事態になるか、想像してほしい。
中国事情に詳しい著名な研究者であるRebecca MacKinnon氏によると、中国政府は、インターネットを監視して政府の印象を良くするために28万人を雇用しているという。

中国政府による「ニセの草の根運動」に関するMacKinnon氏の報告は、今月米国議会での公聴会で証言するために用意されていたものだ。公聴会の日程が最終的に変更された際に、証言者リストから自身の名前が削除されたことから、MacKinnon氏は用意していた原稿(PDFファイル)を公表したのだ。

2008年には、香港を拠点とする研究者David Bandurski氏が、少なくとも28万人が様々なレベルの政府機関に「オンライン・コメンテーター」として雇用されてきたと推定している。「五毛党」として知られ、嘲りの対象となってきたこれらの人々は、報酬をもらって、オンラインのチャットルームやソーシャル・ネットワーキング・サービス、ブログ、ニュースサイトのコメント欄で政府の印象を良くする書き込みを行なっている。さらに、それより多くの人々が、ボランティアとして同様のことを行なっている。こうしたボランティアは、引退した当局者のほか、共産党員を目指す、中国共産主義青年団に所属する大学生から募集されている。

[一回のコメントにつき、五毛(0.5元)の報酬を得るということから「五毛党」と揶揄される。2009年12月には湖南省衡陽市の党組織が、300人の有償「網評員」を整備したことをHP上で掲載。甘粛省も650人の網評員についてHPに掲載したことから話題になった(現在は削除)]

こうした手法は、米国語で「アストロターフィング」(astroturfing)として知られる戦略と似ている。アストロターフィングは今では、世界中のCM広告会社、PR会社、選挙運動によく用いられている。[人工芝の商品名『AstroTurf』をもじった言葉で、「人工芝運動」の意味]
MacKinnon氏の原稿は、中国国民たちが「ニセの草の根運動」や検閲やフィルタリングなどに負けているだけの存在でないことも伝えている。分散型ウェブホスティングや、どうやってフィルタリングを回避するかという技術を伝える非公式のサポートグループなどの他に、抗議の意味がこめられたジョークもある。

2009年に、中国のネット検閲は大幅に強化された。政治に関する白熱した議論が交わされることで知られていた、多くの活気あるブログやソーシャル・ネットワークが、ポルノ取り締まりという名目で閉鎖されたのだ。

それに対して、上海にいる冗談好きの匿名人物が、「Ode to the Grass Mud Horse(草泥馬に寄せる歌)」というオンライン音楽ビデオを制作した。アルパカの動画をバックに子どもたちの合唱が流れるビデオで、表向きは無邪気な歌詞だが、非常に猥褻な同音異義語が含まれていた。

[草泥馬とは、2009年始め頃から中国のネット上に登場し始めた、アルパカに似た架空の動物。fuck your motherという意味がある中国語を、同音の漢字を当てはめて動物の名前のようにした。元々は百度百科において、検閲で取り除かれてしまう言葉を、同音のまま動物の名前のように漢字を当てはめた架空の珍獣4体『四大神獣』の記事が起源。なお、四大神獣には「雅魁廨(ヤーミェーディェー)もいる。これは、日本製のAVなどで出てくる日本語の「止めて」から。

2009年7月からは、中国国内で生産・発売されるパソコンすべてに検閲ソフト「緑バ・花季護航」(グリーンダム)のインストールが義務付けられることになった。これに対して、萌え擬人化したキャラクター『グリーンダムたん』も登場した。「風紀」と書かれた腕章を付けているなどの設定があり、人工音声による歌も登場したが、現在の検索サイトでは禁止された事項となっている。

以下の絵は、フランス革命を描いたドラクロワの油絵「民衆を導く自由」のパロディ「人民を導く醤油」。街頭でテレビ局の記者に取材を求められた中国の男性が「俺と関係ねーんだよ!醤油を買いに来ただけだ!」とカメラに向かって発言。この「打醤油」という唐突な発言は中国のネット上で広く伝えられ、2008年からの人気ネット用語になった。「政治のことをしゃべらない」「敏感な話題に触れない」「俺と関係ない」「俺は何も知らない」「ノーコメント」という意味がある]

[日本語版:ガリレオ-矢倉美登里/合原弘子]

都市と農村の所得格差、3.3対1と過去30年で最大に―中国 [中国の社会・文化・歴史]

都市と農村の所得格差、3.3対1と過去30年で最大に―中国
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=40177
Record China 2010-03-03

2010年3月2日、中国の英字紙・チャイナデイリーが報道した中国国家統計局のデータから、09年の中国では、都市部住民の1人当たり平均年収は1万7175元(約22万3800円)だが、農村部住民では5153元(約6万7000円)と、格差が拡大していることがわかった。英公共放送・BBCの電子版(中国語サイト)が伝えた。

都市と農村での収入格差は3.33:1で、これは1978年以来最大の格差だろうと記事は指摘。さらに、多くのシンクタンクも都市部と農村部、沿海部と内陸部の収入格差拡大に警告を発している。

9億人が暮らす農村の発展支援と都市部との経済格差解消は、社会を安定させるためにも重要な要素。また、そのためにも現行の戸籍制度を見直す必要がある (編集部注:中国では農村部と都市部間で戸籍を移動することができず、都市部に出稼ぎに出た農村出身者が失業保険や医療、教育を満足に受けられない現状がある)。今月1日、国内の13メディアは異例の共同社説を発表し、「戸籍制度改革は急務」として、今月3日から開催されている「両会」(国会にあたる全国人民代表大会と全国政治協商会議)に呼びかけた。(翻訳・編集/岡田)

「自分たちでなく、上の、中央の権威を借りて解決する体質が東アジア全体にある」 [中国の社会・文化・歴史]

「おかみ」を無条件に偉いものだと思う感じかた、確かに小さいころから持っていたような気がする。
どうしてその心性を獲得したのだろう。
昔話を読んでいたからだろうか。
それこそ水戸黄門の影響だろうか。暴れん坊将軍とか、遠山の金さんとかだろうか。

その「体質」が韓国にも中国にもあるのだそうだ。
それは東アジアのみに特有なのだろうか。
ハリウッド映画で大統領が出てくると、たいていその人間くさい一面にスポットが当たっていて、印籠の権威のようなものはあえて無視されている。
そういう茶化しかたが東アジアで許されるとすれば、中国なら蒋介石だったり溥儀だったりと、正統でないという烙印を押されている者に限られるかもしれない。日本で言えば誰だろう?

「水戸黄門=危険な話」の観点に感心して、東アジアの「体質」の指摘に動揺してしまった。自分にもある種のステレオタイプな心性が染み付いているのだな、と。


「ニッポン人脈記 黄門は旅ゆく 10 権力?救済?終わらぬ旅」より
(朝日新聞2009年11月24日)
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 映画評論家、佐藤忠男は、79歳の今まで130に近い国の映画を見てきた。こだわったのは、日本人の精神のあり方だった。(中略)
 佐藤は、弱い下の者が強い上の者に意地を張る時代劇に魅力を感じ、研究してきた。だが、水戸黄門は「別の権威の尻馬に乗ったもの。子どものころ喝采したのがいまいましかった」と著書「意地の美学」で語る。
 映画評論の世界で大御所となった佐藤は、いま黄門像をこう分析する。「つきつめれば天皇制です。非常に人がよく、愛すべき人だけど、印籠さえ出せばみんな平伏するというような。その人が笑うとあらゆる対立は全部解消されてしまう。実際にはいない理想像です。保守思想の最後の砦です」

 京都大学人文科学研究所の教授、金文京(57)は、水戸黄門の印籠と同じような存在が韓国と中国に存在することに気がつき、趣味で調べ本にした。
 東京生まれ、在日韓国人2世の金は、小さいころから家で韓国の文化に触れてきた。印籠と同じように平伏させる道具を持つ暗行御史(あんこうぎょし)が、諸国を回る話を知っていた。
 三国志が好きで、慶応大学で中国文学を専攻し、京大大学院へ。研究するうち、水戸黄門と同じく身分を隠して諸国をめぐる存在が中国でも古来あったことに気がつく。
 「中国でも韓国でも似た話なのに、お互いに全く知らない。その源は何だろうと調べたら深みにはまって」
 各地方に残る黄門の伝承を求めて、東北地方や東京・新宿コマ劇場などに何度も足を運び、しつこく調べた。
 「自分たちでなく、上の、中央の権威を借りて解決する体質が東アジア全体にある。中央集権的な官僚体制の体質です。最高権力者は自分たちのことを理解しているはずだと。周りの人間が悪い、天皇や皇帝は悪くない、と」
 金は言う。「水戸黄門はたまたまいい人だから万事解決ですが、本質的には危険な話です。日本人はそれにあまり気づいていない」

(後略)
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金文京氏の水戸黄門研究書はおそらくこれ↓

水戸黄門「漫遊」考

水戸黄門「漫遊」考

  • 作者: 金 海南
  • 出版社/メーカー: 新人物往来社
  • 発売日: 1999/01
  • メディア: 単行本



「ザクだけでは売れなくて…」中国のマニアが開いた元ザク専門店に潜入。 [中国の社会・文化・歴史]

「ザクだけでは売れなくて…」中国のマニアが開いた元ザク専門店に潜入。
http://www.narinari.com/Nd/20091012519.html
2009/10/28 11:08 Written by Narinari.com編集部

「機動戦士ガンダム」シリーズに登場する数多のモビルスーツの中でも、特にバリエーションが多いことで知られるザク。今年2月には「ザク大事典 All about ZAKU」(別冊宝島)なる書籍が発売されたほど、その世界観は深く、人気は高い。そんなザクの虜となり、あまりにザクが好きすぎて“ザク専門店”を開いてしまった男性が、中国・深センにいる。今回、ナリナリドットコムの中国特派員が同店に潜入、男性に話を聞いてみた。

つづきは→Narinari.com

46階建てなのに「88」階や「68」階?業者の販売戦略に批判 香港 [中国の社会・文化・歴史]

http://www.afpbb.com/article/economy/2654745/4789564
AFPBB News 2009年10月21日 12:08 発信地:香港

【10月21日 AFP】香港(Hong Kong)で記録的な高値で売却されたマンションをめぐり、中国人にとって縁起の良い数字を関係のない階番号に付けるという不動産業者の販売手法を非難する声が高まっている。

 この物件は地元の不動産業者ヘンダーソン・ランド・デベロップメント(Henderson Land Development)が手がけるマンション「39 Conduit Road」。このマンションは46階建てだが、最上層部分の階番号にはそれぞれ、中国人が縁起が良いと考える68と88の数字が付けられている。

 8は標準中国語と広東語で「財をなす」という意味の言葉の発音に似ており、中国人はその8が2つも並ぶ88のような数字を好んでいる。また、68の発音は「富が続く」という発音に似ているという。

 報道によると39 Conduit Roadの43階と44階の2層からなる「68階」は前週売却された。ヘンダーソン社はその金額は1平方フィート(1フィートは30.48センチ)あたり8万8000香港ドル(約100万円)で、総額は4億3900万香港ドル(約51億4000万円)に上ったとしている。また、まだ販売が開始されていない45階と46階から成る「88階」の販売価格を、1平方フィートあたり10万香港ドル(約120万円)にしたいとしている。

 同社の広報担当者はAFPに対し、「このような販売戦略をとっている業者はわれわれだけではない。何も特別なことではない」としている。

 民主党首席の何俊仁(Albert Ho)議員は、香港政府はこうした状況に手を打っていないのならば、不動産市場の無節操な慣行を奨励していることと同じだと指摘。21日にも当局とこの問題を協議する意向を示した。また、別の議員もマンション購入者は業者が付けた数字に惑わされないことが重要だと発言している。

 香港では、建物の多くに14階がない。これは14の発音が「必ず死ぬ」という広東語の発音に似ているからだという。また「死」を連想させる4階がない建物も多い。西洋の影響で13階がない建物もある。(c)AFP

中国でも「有求必応」実現なるか?:MSの新検索サービスBing [中国の社会・文化・歴史]

Google、百度に対抗するかと期待されているBing、朝日新聞によると「中国語名は音訳で“必応”」とのことでしたが、その後のマイコミジャーナルによると、そもそも中国語「有求必応 you3 qiu2 bi4 ying4(頼まれれば必ず承諾する)」が命名の由来になっているという説もあるそう。中国出身の技術者が中枢にいるとのことで、本当かもしれませんね。
「中国出身のQi Lu氏」は漢字名“陸奇”さんのようです。→http://www.tektalk.cn/?p=2592
ところで、どうして中国はBingをアクセス禁止にしたのでしょうか?検索サービスなら他にもあるのに。
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MSの新検索サービス「Bing」、中国内でアクセス禁止に http://journal.mycom.co.jp/news/2009/06/03/070/
マイコミジャーナル 2009/06/03 Junya Suzuki

米Microsoftは6月2日(現地時間)、前月28日に発表されたばかりのインターネット検索サービス「Bing」が中国内でアクセス禁止になっていることを公表した。米Bloombergなど複数のメディアが伝えている。

Bingは、検索市場で巨大なシェアを持つGoogleに対抗するためにMicrosoftが開発した検索エンジン。検索プロセスや表示方法に工夫を凝らすことで従来型検索との差別化を図っている点が特徴だ。当初は6月3日の正式ローンチを予定していたが、前倒しで5月中に英語版の公開がスタートしている。中国政府がインターネット上で検閲を行っていることは既成事実として広く知られており、これまでにもMicrosoft Hotmailをはじめ、GoogleやYahoo!なども含め例外なくオンラインサービスが規制の対象になっている。新サービスとして登場したBingもまた例外ではなかったことがわかる。

米Yahoo!の検索広告部門から引き抜いた中国出身のQi Lu氏をトップに据え、肝いりで登場したBingプロジェクトは、中国を含むアジア各地に研究センターを設立してローカライズ強化を打ち出すなど、これまで以上にアジア市場にフォーカスしている。また「Bing」という名前も中国語を語源にしているといわれ(下記写真参照)、その意味で今回の件は皮肉な結果だといえるかもしれない。

【写真キャプション】Bingの語源は、「有求必応(=求めれば必ずかなう)」の必応(Bing)にあるという説も


マイクロソフトの新検索ブランド、中国語名は「必応」 http://www.asahi.com/international/jinmin/TKY200906010288.html
朝日新聞asahi.com 2009年6月1日16時5分

 マイクロソフトがまもなく、新たな検索ブランドの「Bing」をスタートさせる。ヤフーとの協議で難航するマイクロソフトが自力更生の道を歩んでいる。中国語検索ブランドは音訳で「必応」とされた。新しいサービスは「http://bing.com.cn」で2日から体感できる。「北京商報」が伝えた。

 「Bing」は、世界中でほぼ同時に打ち出され、マイクロソフトの検索サービス戦略の重要な一部となる。最大の特徴は、検索結果が単独のリストとして表示されていた従来の検索エンジンと異なり、検索結果を分類する機能が付いていること。またマイクロソフトは今回、中国のユーザーの需要に応じて地図検索と乗り換え検索の機能もデザインした。

 マイクロソフトのバルマーCEOによると、これまでの検索エンジンは、ウェブコンテンツのナビゲーションや検索を助けるものだったが、手に入れた情報を効果的に利用することを助けるものではなかった。マイクロソフトは「bing」の開発にあたって、ウェブコンテンツをユーザーはどのように利用したいのかということを知る努力をした。ユーザーはこの検索エンジンを通じて、すばやく正確に情報を発見・使用することができる。

 業界専門家はこれについて、「とても期待している。この製品は、百度やグーグルに一定の影響を与えることになるだろう。ただ具体的な影響については、ウェブ利用者のフィードバックを待たなければならない」と語っている。

中央政府へ電子メールによる陳情や投書が可能に [中国の社会・文化・歴史]

中国には、行政に対する陳情や苦情の申し立てができる「信訪条例」があります。「信」は書簡や文書などを利用して、「訪」は機関を訪問して申し立てをすることです。その受付機関はかつては「人民来信来訪室」と呼ばれ、現在は「国家信訪局」となっています。
ドラマ「大地の子」で、冤罪により労働改造所に送られた息子のために養父が来信来訪室に訴えようとはるばる北京に行き、掘っ立て小屋を作って苦しい順番待ちをするというエピソードがありました。

(この制度の詳細についてはこちらのレポートが参考になります ↓ )
中国の信訪制度について 富 窪 高 志
http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/refer/200805_688/068803.pdf

現状では、陳情に出かけても妨害されたりもみ消されたりするということがあるそうなんですが、書簡でもちゃんと上部に伝達されるのか心配な面もあり、電子メールでもその点が解決されるのかどうかが気になります。

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中央政府へ電子メールによる陳情や投書が可能に―中国
http://www.recordchina.co.jp/group/g27201.html
Record China 2009-01-01

2008年12月30日、新華社によると、2009年1月1日よりインターネットから政府への陳情や投書が可能になる。そのための機関として中国国家信訪局は新たに国家投訴受理事務所を設立する。信訪局とは重要な陳情や投書を分析し、その内容を解決する手段を講じる部門だ。英BBCサイト中国語版が伝えた。

陳情や苦情の申し立てに関する「信訪条例」に基づき、同事務所は電子メールによる申し立てを受け付ける機関になるという。中国国家信訪局のインターネットサイトによると、同事務所はまずは農民・農村・農業に関する「三農問題」に関することだけを受け付ける。
(→つづき

貧困判定ライン見直し、4000万人以上に増加 [中国の社会・文化・歴史]

1日1ドル以下で生活している人たちを絶対的貧困層と定義したりする国際基準(wikipedia「絶対的貧困」)がありますが、中国国家が定めた貧困ラインもあります。それが変更されたという話。

従来は:
 年収786元以下が「絶対貧困」層(生存を維持できる下限)
 年収786~1067元が「相対貧困」ライン(収入の下限)
であったのを
 年収1100元(約1万4630円)以下が貧困の「救援対象者」
とするということです。
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<貧困>判定ライン見直し、4000万人以上に増加―中国
http://www.recordchina.co.jp/group/g27039.html
Record China 2008-12-27

2008年12月23日、中国日報が国務院扶貧事務室の劉福(リウ・フー)氏の談話を引用し、中国が貧困の基準としている「絶対貧困」(生存を維持できる下限)と「相対貧困」(収入の下限)という区分を09年に撤廃し、一本化すると報じた。英国営放送BBCの中国語版ウェブサイトの報道。

(→つづき

ネット上での中国政府による検閲 [中国の社会・文化・歴史]

この話題の背景
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朝日新聞2008年12月19日社説 「中国開放30年―待ったなしの政治改革」
そんな現状を憂慮した知識人らが世界人権宣言採択60周年にあたる12月10日、一党独裁の放棄などを求めた「2008年憲章」をネット上で発表した。著名な作家や人権活動家らの署名が内外に広がっている。

中国の民主活動家を拘束 人権宣言60周年警戒か MSN産経ニュース 2008.12.10
http://sankei.jp.msn.com/world/china/081210/chn0812100810001-n1.htm
 香港の人権団体、中国人権民主化運動ニュースセンターなどによると、中国の著名な作家で民主活動家の劉暁波氏が8日夜、公安当局に拘束された。
 同センターは当局が同氏を拘束した理由は不明としながらも、世界人権宣言の採択から60周年に当たる10日を控え、同氏が記念式典などに参加するのを阻止する目的があるのではないかとの見方を示した。
 中国外務省の劉建超報道局長は9日の定例記者会見で「世界人権宣言60周年を記念することを理由にして処罰を受けることはありえない」と述べ、民主活動家の拘束情報を否定した。
 劉氏は1989年の天安門事件に至る民主化運動に参加して事件後に投獄され、96年には政府批判の公開書簡を発表して3年間の労働矯正処分を受けている。(共同)

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やはり現れた、ネット文化革命「08憲章」―ネット蜂起を呼び掛けていた網民の声(遠藤 誉)
日経ビジネス オンライン コラム「ネットは『中国式民主主義』を生むか?」 2008年12月19日
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20081217/180548/?ST=world

 2008年12月9日、中国の網民(ネット市民)の間に閃光が走った。中国共産党の一党独裁を糾弾し、民主と自由、そして人権尊重等を求める「08憲章」なるものがネット空間に出現したからである。
(中略)
数回にわたってネット上での中国政府による検閲制度を紹介してきたが、この事件でも中国語のGoogle(谷歌)検索で「08憲章」というキーワードを、単語のセットで検索した時に出てくる記事8数は、一時期は521万件を越えたが、見る見る削除されて12月15日の夕方ごろには(→つづき)


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