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「性生活のない鶏」とは? 中国料理の迷訳改善へ [言語・語学・通訳・翻訳]

「性生活のない鶏」とは? 中国料理の迷訳改善へ
http://www.chosunonline.com/article/20070901000023
朝鮮日報 2007年9月1 日

 「性生活のない鶏」ってどんな料理?

 来年8月の北京五輪を控え、中国当局が到底理解に苦しむ中国料理の英語表記を改め、10月からレストランに普及を開始する、と中国メディアが先月31日に報じた。

 中国料理の英文表記はレストランごとにばらばらで、中にはとんでもないものもある。「性生活のない鶏」という訳が付けられた料理は、生後2カ月ほどの若鶏を焼いたり、揚げたりしたもので、中国語では「童子鶏」(幼い鶏の意)と呼ばれている。新しい英文表記は「スプリング・チキン」だ。

 一方、ライオンの頭に似ていることから「紅焼獅子頭」と呼ばれる料理は、こぶしほどの豚肉のだんごを揚げた料理だが、現地英文表記は「レッドバーンド・ライオン・ヘッド」(赤く焼いたライオンの頭)となっている。また、豚の肺などの内臓を辛く炒めた四川料理「夫婦肺片」には「ハズバンド&ワイフズ・ラング・スライス」(夫と妻の肺のスライス)という恐ろしい名前が付いている。そこで新しい英文表記は「ポーク・ラングス・イン・チリソース」(チリソースを使った豚の肺の料理)に改められる。

 しかし、中国政府は清の乾隆帝が名付けたとされる「乞丐鶏」(こじきの鶏の意、泥を塗りこんで焼いた鶏料理)のように、料理名に長い歴史があるものは、英語に直訳することにした。従って、「乞丐鶏」はそのまま「ベガーズ・チキン」となる。また、「仏跳墻)(お坊さんが寺の塀を乗り越えてやってくるほど美味しいという意)のように翻訳が難しいものは、そのまま中国語の発音通りに表記することにした。

北京=李明振(イ・ミョンジン)特派員


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