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上海地下鉄の方言サービスが議論に [言語・語学・通訳・翻訳]

上海地下鉄の方言サービスが議論に
http://j.people.com.cn/2007/08/27/jp20070827_75877.html
「人民網日本語版」2007年8月27日

上海軌道交通3号線の上海駅が方言サービスの提供に向けて、ビン南語、広東語、温州語、武漢語、長沙語など5方言のサービス用語を公募したことが議論を呼び、市の言語・文字管理部門からも疑問の声が上がっている。

上海の交通玄関である同駅の乗降客数は1日30万人以上に上り、方言を話す地方出身者も多い。切符販売や案内などのサービスでは、言葉の壁が大きな問題となり、なまりの強い乗客への応対には特に時間がかかっている。こうした問題を解決するため上海地下鉄運営公司は先月末、聞き取りにくく、また話者数が多い方言を5種類公募し、同駅で方言サービスの試行を行うこととした。

だがこの決定には、関係方面からたちまち疑問の声が上がった。上海市言語・文字事業委員会弁公室の朱蕾副主任は「流動人口が密集する場所での方言使用は、確かに地方出身者へのより良いサービスの提供とサービス効率の向上につながるが、標準語の普及にはマイナスだ」と指摘する。

乗客の間では「方言サービスの提供は、人にやさしく、乗客に便宜を図るもの。さらに重要なのは、地方出身の乗客の心を温かくすることだ」と歓迎する声もあれば、「本場でない方言を数語用意したからといって、何かの助けになるとは思えない」と疑問の声も上がる。(編集NA)


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