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声調言語、存在の背景に遺伝学的要因か [言語・語学・通訳・翻訳]

うーん、ホントかなあ…。
カリフォルニア大の先生が反論しているということでちょっと安心。
もしも外国語習得に当たって向き不向きがあるというような結論が出たら、ちょっと寂しいのですが。
研究の推移を見守りたいところです<小桜>

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声調言語、存在の背景に遺伝学的要因か http://www.chosunonline.com/article/20070816000008

朝鮮日報 2007年8月16日

  中国語など抑揚によって単語の意味が異なる声調言語が存在する背景に遺伝学的要因があるとの説が、米科学誌「サイエンティフィック・アメリカン」9月号に掲載された。

  英エジンバラ大学のロバート・ラド教授(言語学)らによる研究チームは、「中国語や西アフリカのヨルバ語のように声調だけで意味が異なる単語が多い言語は遺伝的な起源がある」と指摘した。

  例えば、中国語の場合、「マー」という発音は、声調によって「媽(母)」「馬」など複数の意味で使われる。英語の場合、音の高低によって感情の違いを伝達することはあるが、意味が変わることはない。

  ラド教授らは、突然変異形態の2つの遺伝子を持つ人々に抑揚がない言語を使う傾向がみられるという事実を発見したという。

  突然変異は知的能力や脳の大きさとは関係ないが、人が言語を習得する方式に変化をもたらすことがあり得るという。米ノースウエスタン大学のパトリック・ウォン教授(神経学)は「遺伝的連関性が存在するならば、人間が音の高低を聞き分け理解するのに役立つ」と指摘した。

  また、カリフォルニア大サンディエゴ校のディアナ・ドイチ教授は「声調言語を使う人々は音の高低を完璧に発音しようとする傾向があるが、遺伝的な起源は存在しない」と自身の研究を基に反論した。

 ラド教授は、非声調言語圏の人々が声調言語を習得する際、突然変異遺伝子がどのような影響を与えるかについては、今後の研究で立証するとしている。


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